親の影響で造園業で働き始め、前の職場で10年程修行していました。将来独立を考えていて、そのために必要なスキルを身につけたいと思っていました。でも、そこでは現場作業はできても、行政への書類提出や営業的な部分はさせてもらえませんでした。

親が仕事で関わっていたご縁から入社したさくら緑化は、工事の落札後から発注者とのやり取り、施工計画書の作成、最終検査まで、一通り任せてもらえるのが決め手でした。独立希望だと話した時も「なるべく長くいてくれればいいよ」と言ってもらえて、ありがたく感じました。実際に今、前の会社では絶対に経験できなかった業務ができ、自分に足りなかった部分を補えています。

外での現場作業では、基本的に監督的なポジションで、作業がスムーズに進むように管理したり、通行人に支障がないかチェックしたりしています。僕ら社員が監督として行き、実際の作業は協力会社の方々に依頼して一緒に数人のチームで行いますが、場合によっては自分でも植木の剪定作業、草刈り、草引き、植栽、薬剤散布など造園業としての業務全般もします。

内勤では発注者からの依頼書類の管理や、毎月の業務報告書の作成・整理などを担当しています。現場は主に公共工事で、年間を通してある程度決まった仕事と、臨時で入ってくる民間工事の作業があります。毎日、作業後は会社へ戻って日報を作成し、提出して帰ります。

自宅が明石市で遠いのもありますが、一番は移動距離ですね。現場まで2時間ぐらいかかることもあって、朝と帰りの移動時間が大変です。

また、基本的に外での作業なので暑さや寒さ、雨の日の作業も苦労がありますが、それはこの仕事を選んだ以上当然のことだと思っています。ただ、最近は昔より最高気温が上がっているので、体調管理には気を使っています。

あと、協力会社から来てもらう作業員の方々の管理・育成も大変です。それは特に、作業後の仕上がりが社内の規格に合うよう、全員に統一した品質で仕上げてもらう必要があることなんですが、個人差もあるので難しいところです。

前の職場と比べて、作業が全部一任されているのが最大の魅力です。その分責任は重いですが、自分が思うように作業を動かせます。普通の植木屋だと親方がいて指示に従うスタイルが多いと思いますが、ここでは監督として一人で現場を仕切ることができます。起きたトラブルの対応も、作業の段取りも全部自分で決められます。特に1日の時間配分を全部自分で決められるのが助かります。

外仕事の合間にパソコン作業をしたり、自分のペースで業務を進められます。福利厚生も充実していて、年に1度保養所に無料で宿泊できたり、植木屋では珍しく年3回の賞与があります。有給も快く取らせてもらえますし、しっかりと休日が確保されているのも魅力です。

外での作業は天候で大変なこともありますが、緑に携わる仕事は絶対になくならない大切な仕事だと思います。

地球温暖化が進む中、緑を減らすわけにはいかず、大都市でも意図的に緑を増やそうとしています。100%機械では対応できない仕事なので、スキルを身につければ必ず必要とされます。

外で作業していると、「綺麗にしてくれてありがとう」と声をかけてもらうことがあり、すごくやりがいを感じます。お客様から「またお願いします」と言ってもらえると、本当に励まされます。この業界でしか味わえない人との関わりや、感謝の声があります。そうした魅力に少しでも興味があれば、一度造園業という仕事を経験してみることをおすすめします。

体を動かす仕事に憧れがあって、最初は土木を考えていました。高校の求人でさくら緑化を見つけて「ここだ！」と思いました。他にもいくつか候補はあったんですが、なぜかここが一番目に留まったんです。

当初は実家がある丹波篠山から通勤していましたが、会社までは車で30分程度と通いやすく、高校時代は学校まで片道20kmを自転車で1時間かけて通っていたので、距離は全然気になりませんでした。むしろ今は会社から数分の場所に住んでいて、とても便利です。

土木を目指して入社しましたが、実際にやってみたら造園の方がしっくりきて、今では造園一筋です。要望があれば聞いてくれる職場ですね。

現場の草刈りや樹木の剪定・刈り込みが中心です。冬になると高い木の伐採作業もあります。作業内容は現場によって異なりますが、基本的には朝から夕方まで同じ作業を集中して行います。

僕は作業を中心にやっていますが、現場の管理も任されています。現場の地域によっては仕上がりに厳しく、「もう少し綺麗にやってほしい」とお𠮟りを受けることもあります。ですので、誰が見ても綺麗に仕上げるようにしたり、草刈りの時には飛散物が飛ばないようしっかりと養生を行い、細かな配慮と安全管理の徹底を心がけながら仕事をしています。現場での作業が終われば、会社に戻って日報や書類を整理したりします。

やっぱり夏の暑さですね。今年は丹波市が歴代1位の記録的な暑さになった日もあって、本当にきつかったです。でも冬は寒いし、動けば暖かくなるので、結局夏が一番大変です。あと、最初の頃は何をしたらいいか分からなくて苦労しました。特に土木作業は覚えることが多くて、水平を取ったり測量したりと、慣れるまでが大変でした。

住民の方からの苦情対応なども最初は戸惑いましたが、経験を積むうちに慣れてきましたし、「それも含めて仕事だ」と思って頑張っています。どんなことも一度身についてしまえば、後が楽になります。

業界的には珍しいかもしれませんが、ここは朝一番の出社時に朝礼をせず、各現場に到着したあとに朝礼・作業内容の確認をする為、自分のペースで動けるのがいいです。人間関係も本当に良くて、分からないことがあれば先輩たちが優しく教えてくれます。

普段は現場が違っても、大きな現場や臨時で入った個人宅での作業では一緒に働くことがあるので、自然と仲良くなれます。僕は入社してから10年間ずっと現場作業を続けているのですが、やっぱり現場が好きなんですよ。会社からは管理業務の方に行くことも勧められましたが、管理業務もしながら自分も作業できる今の環境が気に入っています。現場と管理の両方を経験できているのがいいですね。

未経験でも問題ありません！優しい先輩たちがしっかり教えてくれるので安心してください。完成した庭を見た時の達成感は最高で、「これを自分が作ったんだ」と思える瞬間がたまりません。

最初に幼稚園の造園をした時の感動は今でも覚えています。自分の手で作ったものが人の目に触れる、形として残るというのがこの仕事の大きな魅力だと思います。体を動かすのが好きな人、機械を使ってみたい人、重機の運転も挑戦したい人にはぴったりです。興味がある人はぜひ挑戦してみてください。土木と造園、どちらも経験できる環境があります。

最初は分からないことばかりで大変かもしれませんが、必ずできるようになります。ぜひ一緒に働きましょう！